|
鍋修理 2
2012年9月 |
|
|
北海道のお客様からのご依頼分です。
30年間使われたというこの鍋、フェノール樹脂製の取っ手の取り付け部分がボロボロになって使えなくなっていました。
これはもう元の取っ手を修理する事は無理のようなので、
樹脂を削り出して作る事としました。
|
|
なるべく元の取っ手に近いように作りたいので、
まず元の取っ手を写真で撮影し、CGソフトで白黒2値のシルエットにし、欠損部分を足してイメージを作ります。
|
|
できた画像の輪郭をベクトルデータにし、CAD/CAMソフトでツールパスを作成します。
|
|
フェノール樹脂の代わりに耐熱グレードのMCナイロンを使います。
まずはおおまかに材料の切り出し。
|
|
まずは輪郭をCNCで切削していきます。
|
|
取り付け部分が一番難しかったです。
ここもCNC加工
失敗したらまた一からという恐怖と闘いながら慎重に作業します。
|
|
裏側のネジ部分もCNC加工します。
上手く出来ました♪
|
|
上が使えなくなった取っ手。
下が今回作ってる取っ手。
だいぶ近づいてきました♪
|
|
後はサンダーで持ちやすいように整えていきます。
何度も握りながら感触を試します。
|
|
完成!!!
|
|
元の取っ手より少し太めですが、しっかりしたものが出来ました♪
これでまた30年使えるかな? (^^;
|