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水槽 (和風)
2014年10月 |
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今回は水槽に挑戦です!
うちの従業員たちが店の入り口で上の写真のように金魚を飼っていたのですが、
金魚がどんどん育って大きくなり、「水槽が狭そう、
もう少し大きいのを作って」との事で製作開始!
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飼っているのは金魚とメダカで、横から見るタイプではなく、
上から見る水槽がいいと言うことで、和風に仕上げる事にしました。
まずは土台のフレームを鉄アングルで半自動溶接機を使って組み立てていきます。
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低床重量用のキャスターとアジャスターフットを付けて、
錆止めと黒の塗料を塗って仕上げます。
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その上に木材で水槽のフレームや屋根を作っていきます。
屋根は檜材です。
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金魚やメダカは日本の気候で生きれるとの事で、
電気代も高く付くので、ヒーター無しにします。
しかし断熱材だけは底と周囲に入れておきます。
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水槽になる部分の外側にも断熱材を貼っています。
以前の小さい水槽の時から見に来てくれてた近所の子供たちも楽しめるよう、
正面の中央だけ横からも見られるように手元にあった強化ガラス板を入れました。
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水槽の内側には1mm厚の塩ビ板を貼って目地にはコーキングをしていきます。
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昔拾ったエーハイムの外部ポンプを使います。
この部分を電気室とポンプ室にする予定です。
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バルブなどを付ける隔壁ソケットの製作です。
3mm厚のステンレスフラットバーから切り出して、
穴を開け、各サイズのソケットをTIG溶接して作りました。
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バレル処理機で溶接焼けをとりました。
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完成♪
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水中LED照明を作ります。
水中といっても防水する必要はなく、水槽の壁に穴をあけ、
そこに透明のプラ容器をはめ込んで水が漏れないようにし、
メンテナンスの事も考えてLED照明には水槽の外側からアクセスできるようにします。
3Wの電球色パワーLEDを9つ点灯させます。
熱くなるのでヒートシンクとファンモーターを1つずつ付けます。
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人体赤外線センサー回路です。
水槽を人が覗き込んだ時にLED水中照明が消えていれば点灯させるようにしようと作りました。
これは秋月電子さんでキットとして販売されている回路ですが、
感知してから7分くらいリレーが動作するようにコンデンサー容量を変更しています。
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水槽に取り付ける材料が揃ってきました。
ポンプの吸い込み側のストレーナーは塩ビパイプの異径ソケットを少し旋盤加工とネジ加工し、
吸い込み口の部分に網になった換気口スクリーンをはめ込んで作りました。
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底の裏側に床下ランプを設置しておきました。
金魚たちより水槽が主役になってはいけないのですが、
後からランプを消灯しておく事は簡単ですが、
この部分に後からランプを設置する事は難しいので
やはり付けておこうと思いました。
生態、水、重量、屋外設置など考えると、後からのメンテナンスや設備は難しいので、
後悔しないように思いつく事はすべて盛り込んでいきます。
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サブポンプです。
これは苔付きの石を川で拾ってきたので、
亀も飼うかもしれないので、その石を浮島として使い、
その石の中央に穴をあけ、そこから苔に時々水を与えようと思い設置しました。
ポンプは昔、秋葉原に行った時に買ってたもので、
車のウインドーウォッシャー液を出すのに使われるポンプです。
バルブの上に開けた穴は水中照明にするLEDを入れるところです。
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メダカと金魚を分けるネットを差し込むレールも作り、
さらに目地や木の部分に防水塗料を塗っていきます。
紫の部分はLEDが入る透明のプラスチックケースに
塗料が付かないようにマスキングしているところです。
配管も進めています。
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苔付きの石に散水する為のノズルを作っているところです。
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上が市販のホースニップル。
下がそのホースニップルに内ネジ加工をし、
外側を旋盤加工し、周りに1mmの穴を12個あけた物です。
右の沈みプラグを入れて完成。
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ここで実際に水を入れて防水されているか確認。
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漏れていません♪
漏れ確認中に外側に檜板のカバーを作っていきます。
このカバーはいつでも外せるようにコの字アングルと磁石で水槽本体の周りに設置しました。
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飾りの行灯製作です。
メダカスペースにはポンプ室と電気室の上の部分が浅瀬になります。
水深4cmほどで、夜は水中照明の光が届きませんので、
この部分を上から照らす行灯を設置しようと考えました。
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鉄のアングルを溶接して作っていきます。
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フレーム完成。
吊す部分は真鍮の丸棒を曲げて、端面にタップ加工しました。
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周りに貼るのは障子紙模様のアクリル板にカッティングシートで模様や文字を入れました。
これなら雨で濡れても大丈夫です。
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左が行灯の電源回路、右が行灯の中に入れるオリジナルのLEDロウソク回路です。
炎の揺らめきを再現します。
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完成!
夜が楽しみです♪
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屋根の下に長い引き出しをつけておきました。
これでエサや飼育道具がスッキリ収納できます。
雨が入らないように引き出し部分の屋根の下には塩ビ板を貼っています。
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水槽の鴨居?の部分にうちの会社名をCNC彫刻で彫りました。
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取り付けた様子。
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オイルステインのオークで塗装し、
仕上げにウレタンフラットを3回くらい塗って仕上げました。
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引き出しの部分も一度外して丁寧に塗装しました。
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外せる部分は外して別々に塗装していきます。
ウレタンフラットは塗ったらペーパーで磨き、ツルツルに仕上げます。
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そして背面には竹を黒のしゅろ縄で縛って和風感を出しました。
水槽周りの板も塗装をして設置。これは5.5mm厚のベニヤ板に、
檜の板を貼って真鍮釘で和風感を出しています。
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ポンプ室の完成。
フィルター掃除の時などで水がかかるので、
底の部分には塩ビ板を貼っています。
水槽を設置する場所がちょうど溝の上なので、
ドレンコックをひねるだけで水槽の水を捨てられます。
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市販の光センサーです。
これで夜になると水中照明が点灯し、
そこからタイマーで3時間ほどしたら全消灯させる回路にしています。
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これが水中照明
この透明ケースを水槽の穴をあけた部分の内側からはめ込み、
LEDは水槽の外側から入れているだけです。
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水槽の外側からLEDに配線している様子。
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照明点灯テストの様子。
透明のケースに紫のマスキングテープを巻いたままなので、
水槽内部が紫色に光っています。
床下ライトもいい感じ、付けておいてよかったかも。
行灯もばっちりまたたいています。
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水槽内側はコンクリートを打ちますので、
エキスパンドメタルを貼り付けています。
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コンクリート打ちはうちの従業員が得意なのでやってもらいました。
流木や石は池で拾ったものです。
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滝も作ります。
木で土台を作り、防水塗装をして、
その上に石とコンクリートに黒の色粉を混ぜたもので作っていきます。
塩ビパイプからチューブに8分岐させ、滝のあちこちから水が流れ出るようにしました。
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屋外に設置するので心配という事で、
念の為、盗難防止チェーンを付けました。
しかし水が入ってると300kgくらいになるので、大丈夫だとは思います。
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電気回路完成。
いろいろ機能を盛り込みました。
右下がDC12V電源。色々な回路や照明に使います。
24時間タイマーはサブポンプで苔石に散水する為のものです。
その上のタイマーは暗くなってから何時間照明を点灯させておくかのものです。
左側は上からサブポンプの電源で出力を可変できます。
その下は行灯の電源基板。
その下は漏電ブレーカー。
その他小さい基板がいくつかありますが、これが面白いもので、
暗くなったら鈴虫が鳴いたり、コオロギが鳴いたりするようにしました。
水槽の見えない所のあちこちにスピーカーを付け、
かすかに聞こえるようにしています。
そして昼間は風鈴や小鳥の鳴き声がしたりするようにしています。
下の動画で耳を澄ませば聞こえるかもしれません。
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これは夜のうちに猫やカラスなどに金魚を獲られないように、
この枠に釣り糸でネットを作り、夜の間はこれを設置しておこうと考えたものです。
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ネット完成。設置した様子。
左右にも写真では分かりませんが釣り糸を設置しています。
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これはセメントのアク抜き剤です。
庭に池を作る人用に売ってるんですね。
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水槽立ち上げ前に十分水槽内部のアク抜きと掃除をします。
ポンプも回して一日おいておきます。
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ついに完成!!!
なんか思ったより時間かかりましたが、
いい感じに仕上がったので満足です♪
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滝も苔やシダ植物などで飾るといい雰囲気です。
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苔付きの石に散水しているところ。
拾った時はもう少し青々してたのですが、
水をあげすぎたのか、寒さのせいか、ちょっと枯れ気味です。(´;ω;`)
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メダカの浅瀬部分には砂を敷いて、
流木や苔付き石、竹の柵、草など置いてます。
ビオトープですね。
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うちのアイドルコメットちゃん♂です。
外が気になるのか、よくガラス窓のところに来ます。
他にもアフリカツメガエル、シマドジョウ、ヨシノボリ、タイリクバラタナゴ、
イトモロコ、石貝、ミナミヌマエビ、スジエビ、ヤマトヌマエビ、オイカワなどを入れました。
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この蛙は水中で一生を過ごす蛙で、
たこつぼがお気に入りのようです。
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1ヶ月ほどした滝です。苔がだいぶなじんできたようです。
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夜の様子。
夜もなかなか雰囲気がいい感じです。
水中のLEDの上を魚が横切ると、背面の竹スクリーンに魚の影が泳ぎます。
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正面のガラスの所にバラタナゴの群れがやってくると、
時々キラッと光って綺麗です。
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右下のデカイ金魚が♀の「大ちゃん」です。
うちの従業員が4年前に金魚すくいで獲ってきたものだそうです。
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夜、終業時は作ったネットを設置しておきます。
屋根の上には植木鉢が置けます。
植木にはLEDの蛍もちりばめてみました。
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2017年10月撮影
カメたちはバスキング用のライトがタイマーで点灯すると、
自分からロフトに登ってひなたぼっこします。
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2018年6月撮影
陸生のアカテガニも元気に暮らしています。
煙のように出ているのは、霧化ユニットを設置したので、
時々タイマーで雲海のように霧が出ます。
これで周りの植物たちにも自動で水を与えられます。
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↑動画もよかったら見てみて下さい。
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